最近よく目にする次亜塩素酸水について。【6月3日追記】
報道で伝えられてる次亜塩素酸水について、
KACIKOでも取り扱っておりますが、取り急ぎ説明させて頂きます。
この次亜塩素酸水の知識や商品の認可の過程などを知っている人ならわかると思いますが、
・濃度によって消毒効果が変わること。
・「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸ナトリウム」との化学式や表示の違いで健康被害の出る出ないがある事。
・「次亜塩素酸ナトリウム」より消毒効果があること。
・薬事法で認可していないこと。(抵触しない成分で出来ていて医薬品でも医薬部外品ではない)。
NITEが「安全かどうか」という部分を検証しているのですが、有機物に触れるとH2Oに変わる為、今のところ健康被害があったということは確認されてません。(ラット実験等は行なっていないようです)
https://sonaeru.jp/goods/disinfectant/hypochlorous-acid-water/g-27/
上のリンクにもあるように、薬事法の認可などについての見解もあります。
次亜塩素酸水は、次亜塩素酸ナトリウムより消毒効果がありにも関わらず
これらの事情で「消毒液」と呼んではいけないようです。
ちなみに、厚生労働省は次亜塩素酸水消毒効果を認めています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002wy32-att/2r9852000002wybg.pdf
が、「食品添加物」との扱いです。(だから医薬品ほど危険性がないということ)
【追記】
製造元発行の資料です。
NITE発表のファクトシート
https://www.meti.go.jp/press/2020/05/20200529005/20200529005-3.pdf
ファクトシートによると、ラットの実験での健康被害は確認されてません。
消毒の噴霧についての危険性を指してますが、次亜塩素酸水は消毒効果は認められるものの
除菌・消臭効果のある液体ということで、食品添加物として指定されてます。
ここでは、消毒剤(次亜塩素ナトリウムや塩化ベンザルコニウム、消毒用エタノール)を指してると思いますが空間噴霧について注意喚起がなされてます。
どうやら事故情報も報告されてるようですが、使用者が適切な使用をしたかどうかは記載がありません。
報道では、ここまで細かいところに突っ込んで伝えてないので誤解が生まれてると感じております。
ちなみに、
KACIKOでは、次亜塩素(CHlO)濃度を20ppm以下で直接ではなく、空間に噴霧しており、また常時換気状態で使用しております。
【以上追記】
製造から時間が経過したり、紫外線、高温によって効果が薄れるので
私は、透明のパッケージで売られている「次亜塩素酸水」は効果が怪しいとみています。
ちょっと話は逸れますが、
実は美容院で使うパーマ剤も、昔は「医薬部外品」が多かったです。
近年は弱いパーマ剤が主流で、「化粧品」登録のものが増えています。
世の中の商品でも「医薬部外品」が多いですが、だから良い商品という訳ではありません。
「医薬部外品」の登録をすると、指定成分だけ成分表示の義務があり、それ以外は表示義務がありません。
故に、いろんな成分を添加して危険性を増している場合もありますので注意が必要です。
なので、医薬品ほどになると、きちんとした知識が必要です。
巷で売られているアルコール消毒液も、濃度によって雑貨扱いのものもあります。
アルコール濃度が高いと「第3類医薬品」と表記されてるものもあり、消毒効果は高いし手荒れします。(現在手に入りにくいです)
誤解のある商品を導入して申し訳ございません。
今までは店内の消毒は50ppm以下で行なっており、加湿器は25ppm以下で使用しており、
安全性には十分注意して行なっておりますが、今後も正しい知識のもと衛生管理をしていきます。
そして、より安心して頂けるよう今後もメーカーの回答も含めて追加で説明させて頂きます。
新潟市 中央区 美咲町
美容室 ヘアサロン 美容院
KACIKO カシコ
ディレクター ガワさん
0252787578