科学、擬似科学。。。
世の中いろんな科学が発展してます。
私たち美容業で使う薬品も進化をし続け、また幅広くなってきて複雑化している状況です。
特別、科学が詳しいという訳ではありませんが、この仕事をしている上で興味があり、
なるべく疑似科学に誘導されないようにしています。
疑似科学とは、、、
コラーゲン鍋でお肌プルプル♡ とか、マイナスイオン○○ とか
科学が直接の効果を示しているかのような表示です。
特に耳障りの良いキーワードに対してのロジックを気にします。
多くの方はイメージで消費することを知ってます。
でも、イメージだけっていう商品が紛れていることを理解して選択します。
例えば、〇〇配合って書いてたとします。
配合量が、0.1%か1.0%だけで10倍も違います。
専門的過ぎて分からない部分も当然ありますから、理解を示した上で
イメージの良いものを選択する場合もあります。
えーっと、何が言いたいかというと、
イメージ先行だけで薬品を使うことが、ちょっと危ういということです。
先日、ドラッグストアでヘアカラーを選んでる人がいました。
この人が専門的な知識がある方なのかは知りませんが、何を決め手に選択するのだろう?と思った訳です。
特にヘアカラー剤は簡単に出来るようなものほど、強い薬と思って良いでしょう。
短時間でしっかり染まる=浸透を早める為にダメージしやすくなる。染料が多く含まれてる為に質感が悪い
ちなみに、過去にセルフカラーのお客様からパーマのオーダーを頂きました。
久しぶりに掛けるパーマについてこだわりがあったようで、セルフカラーということを理解した上で
保護や薬剤の減力をしながらパーマをかけたのです。
しかし、仕上がってみると顔周りの一部が取り返しのつかないダメージになってしまいました。
後日、ダメージが落ち着くまでのフォローを半年くらい続ける結果になってしまいました。
予め対策を取っても、どうにもならない事を突きつけられました。
本当にヘアスタイルにこだわるなら、髪のコンディションが良くないと出来ないということを深く反省しました。
恐らく自分で染めてる方は、薬品を付けて髪を後ろにかき上げたのでしょう。
CMでも生え際に対して「T」を描くようにタップリと薬品を乗せてるシーンを見たことがありますが、
まさにその状態だったのでしょう。
その時は、僕の想像力不足でした。
ダメージしやすい薬品と、ダメージが集中するようなやり方。
セルフの怖さをとても実感しました。
なので、いろんな薬品が出ていますが、
今後、ヘアカラーやパーマ、縮毛矯正など、
美容室で科学処理をすることがありそう、もしくはいずれやりたいと思ってるならば、
絶対に自分で髪をいじらない事を強くお勧めします!!
さらに、、、
徐々に白髪が染まると言われるトリートメントや、ヘナなども
後々ちゃんと染めたいと思ってるならば、使わない方が良いでしょう。
美容師さんの知ってる経験と違う発色をしたり、やたら髪が赤くなったりなどの
想像出来ない色になる場合があります。
髪は自由に変化させれたら、どんなにお客様にもっと喜んでもらえる事でしょう!
でもその可能性を少しでも広げる為にも、是非協力して頂きたい。
そして、もっと美容師的に科学を理解していかねばならないと実感している事を
今日はツラツラと書いてしまいました。
長々とすみません。
新潟市 中央区 美咲町
美容室 ヘアサロン 美容院
KACIKO カシコ
ディレクター ガワさん
025-278-7578