尊敬する建築家。
心に残る。
そう語る安藤忠信氏。建築家。
今日ご来店のお客様一家がハマり出したキャンプのお話しを聞いてこの記事を思い出した。
すごく有名な建築家で、すごく稀な人生を送ってるし、
ぶっ飛んだ所も沢山あるけど、とても慕われる人。
そんな考え方に憧れる部分と、自分の領域では真似できないと思ってる生き方をしていて
とても興味深い建築家で、好きです。
この記事にある部分の抜粋。
「真ん中に自然が入ってくる。いいですよ。だけど、暑いし寒いし、雨も入る。不便ですよ。でも、住みやすいか住みにくいかは、住み手次第。『住吉』の施主はもう45年、そのまま住んでおられますよ。中庭から天を仰いで、いい空やなと。幸せを自分で見つけている。自分なりの価値観でつくり上げていくのが家なんですよ」
とある。
なんか便利ばかりを求めて、味を失うのももったいないし、
形だけでは無く、その味を見つけるという本質。
髪に置き換えても言えることだと思った。
家は住み方だけど、髪は動かし方だと。
僕は美容師として髪を動かして、楽しませるように造らなければいけないのでは?と思った。
あ、キャンプからなぜ??って思ったか。
キャンプって、僕は不便を楽しむ事だと思ってて、夏は暑いし冬は寒い。
トイレも大変。食事も制限される。
でもやってる人の話を聞くと、みんな楽しそうにお話ししてくれる。
どこか、
「何も無いのがいい」「何も無いから良い」と聞こえる。
当然毎日の事ではないから、スペシャルな楽しさなんだと思う。
そして、楽しみ方も千差万別で、この話しで言うと
「楽しみ方を見つける過ごし方」という価値観。
ヘアに置き換えれば、毎日違う髪型で、ベースとして美容室で出来上がった髪型だけど、
明日からは自由に触って過ごしてもらって構わない。という、そんな価値観。
その為には、私たち美容師として、楽しみ方の自由が効くスタイルに仕上げるのも
考え方の一つ。
何かを得れば、何かを失うという原理原則を考えれば、
手間かかるけどセットをちゃんとするとか、お洒落を楽しむというスタイリングを毎日楽しんでみてはいかがだろうか。
あ、気がついたらスーパーコラムになってしまった。
すみません。
新潟市 中央区 美咲町
美容室 ヘアサロン 美容院
KACIKO カシコ ディレクター ガワさん
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